【大野城】冬季特別展「発掘された日本列島2024」

はじめに
大野城心のふるさと館(福岡県大野城市)では、文化庁などの主催による冬季特別展「発掘された日本列島 2024」を開催します。期間は2025年1月5日(日)から2月16日(日)まで。
日本各地から発掘された土偶や埴輪などが展示され、日本列島に生きてきた人たちの息吹が感じられる特別展となっています。
イベント紹介
「発掘された日本列島2024」展について
「発掘された日本列島2024」は全国を巡回する特別展で、近年発掘調査が行われた中から特に注目された出土品を中心に展示しています。平成7年度から開始され、今回で第30回目。
国民が埋蔵文化財に親しみ、保護の重要性についての理解を深めることを目的としています。
今年度はこれまでに、千葉県立中央博物館、弘前市立博物館、大阪府立弥生文化博物館・大阪府立近つ飛鳥博物館を巡回しており、2025年1月5日からは大野城心のふるさと館での展示です。
主な展示品
今特別展では北海道や東日本の資料を中心とし、土偶や埴輪など30遺跡からの出土品が展示されます。
- タマサイ(首飾り 大川遺跡出土 北海道余市町:近世アイヌ文化期 17~18世紀)
アイヌ文化独特の形態をもつ、ガラス玉で構成された首飾り - 土偶(美々4遺跡出土 北海道千歳市:縄文時代晩期 約3000年前)
墓の中から完形の状態で出土した、珍しく貴重な事例 - 瑞花双鳥文八稜鏡(六ノ域遺跡出土 神奈川県平塚市:平安時代 11世紀)
中国(唐)の鏡の影響を受け、9世紀後半頃から日本で生産されるようになった鏡
関連イベント
ギャラリートーク
「発掘された日本列島2024」の展示会場において、文化庁文化財第二課埋蔵文化財部門・文化財調査官による資料の見どころ解説のギャラリートークが開催されます。日時は2025年2月1日(土)の14時から15時まで。参加料は無料で、当日の観覧券が必要です。
掘る掘るみくじ
大野城心のふるさと館オリジナルの、少し変わったおみくじです。
イベント情報
イベント名 | 冬季特別展「発掘された日本列島 2024」 |
会場 | 大野城心のふるさと館 3階企画展示室・階特設会場・1階特設会場 |
所在地 | 福岡県大野城市曙町3-8-3 |
開催日時 | 2025年1月5日(日) ~ 2月16日(日) |
料金 | 一般400円(350円) 高校生以下無料 ※( )内は、ここふる友の会会員料金、20名以上の団体料金(身体障害者手帳の交付を受けている方等、無料制度あり) |
問い合わせ先 | 092-558-5000 |
アクセス | 西鉄春日原駅より、徒歩約12分 |
HP | https://www.onojo-occm.jp/li/150/20220321091734.html |
おわりに
冬季特別展「発掘された日本列島 2024」では、土偶や埴輪といった遺跡からの出土品を鑑賞できます。
多様な出土品が一堂に会するイベントとなっていますので、この機会に訪れてみてはいかがでしょうか。