九州歴史資料館企画展「遠賀川式土器と弥生文化の広がり」

イベント

企画展「遠賀川式土器と弥生時代の広がり」

はじめに

福岡県小郡市の九州歴史資料館・第2展示室では、弥生文化の広がりについて解説する企画展「遠賀川式土器(おんががわしきどき)と弥生時代の広がり」を開催します。

期間は2024年12月10日(火)から2025年3月16日(日)までで、料金は無料。

主に福岡県内の遠賀川式土器の実物資料が展示され、その成立や伝播の様子が解説されます。

イベント紹介

遠賀川式土器とは

遠賀川式土器は、弥生時代前期(紀元前5~2世紀、約2,200~2,100年前)に北部九州で成立した土器です。

福岡県の遠賀川流域で出土した土器を代表としていることから「遠賀川式土器」と呼ばれ、日本の各地へと弥生文化が広がっていったことを象徴する土器だとされています。遠賀川式土器には壺・甕・鉢・高坏など、縄文時代とは異なる特徴の形の器がある点も見どころです。

また、北部九州で始まった農耕文化が東日本へと広がる際には、遠賀川式土器も共に東進。遠賀川式土器は弥生文化の伝播とともに、日本各地の土器に多大な影響を与えたといわれています。

概要

企画展「遠賀川式土器と弥生時代の広がり」では県内の資料を中心とし、弥生文化のはじまり、遠賀川式土器の広がる様子などを紹介。

遠賀川式土器の実物資料も交え、福岡地域が弥生文化の伝播に果たした役割を学べます。

展示物一例

  • 「遠賀川式土器」の名称の由来である、水巻町の立屋敷遺跡から出土した土器
  • 西日本一帯へ伝播する際の発信源となった、豊前地域の遠賀川式土器

イベント情報

イベント名企画展「遠賀川式土器と弥生時代の広がり」
会場九州歴史資料館・第2展示室
所在地福岡県小郡市三沢5208-3
開催日時2024年12月10日(火)~ 2025年3月16日(日)
9時30分~16時30分(入館は16時まで)

休館日:月曜日(祝日・振替休日の場合は、その翌日)
料金無料(第1、3展示室は有料)
問い合わせ先0942-75-9575
アクセス西鉄天神大牟田線・三国が丘駅より、約700m
HPhttps://kyureki.jp/event-information/event_53392

おわりに

企画展「遠賀川式土器と弥生時代の広がり」では遠賀川式土器について、土器の展示や資料で学べます。

弥生文化を身近に感じられる貴重な機会ですので、ぜひ訪れてみてください!

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