700年の歴史が灯す、筑後の幻想的な夏祭り「水田天満宮千灯明祭」へ行こう!

イベント

夏の終わりに、特別な一夜を過ごしてみませんか?

筑後市にある水田天満宮では、毎年8月25日に「千灯明祭(せんとうみょうさい)」が開催されます。この夏祭りは、700年近くにわたり地域に受け継がれてきた伝統行事で、福岡県の無形民俗文化財にも指定されている由緒あるお祭りです。

静けさの中にある厳かさ、美しさ、そして地元の熱意が感じられる――まさに「心に残る夏」の体験ができるイベントです。

イベント情報

灯明が創る光の造形美。楼門や鳥居が幻想の空間に

引用元:https://www.city.chikugo.lg.jp/kanko/_9658/_11477/_15366.html

千灯明祭の名物といえば、なんといっても約1,000個にも及ぶ灯明によって作り出される光の景観です。帆立貝に菜種油を注ぎ、灯芯をともした昔ながらの灯明が、楼門や鳥居、帆かけ船や日の出などをかたどり、神社全体を柔らかく照らし出します。

夜の境内がほのかに灯りに包まれる様子は、まさに幻想的のひと言。明るい夏の昼間とはまったく異なる、しんと静まり返った空間で、炎の揺らぎとともに過ごすひとときは、他ではなかなか味わえない特別な体験です。

SNS映えも抜群ですが、何よりも“その場の空気”を五感で味わってほしい風景です。

勇壮な伝統「裸ん行」。地域の誇りが今に息づく

引用元:https://www.mizuta-koinoki.jp/mizuta/event.shtml

千灯明祭は灯明だけではありません。地元の氏子たちによって行われる「裸ん行(はだかんぎょう)」もこの祭りの大きな見どころです。

地域の五つの団体(情誼団・親交社・梅尚団・敬愛社・友愛団)に分かれ、男児たちが上半身裸で旗を掲げて行列をつくります。15時からは「汐井かき」と呼ばれる第1回目の行列が行われ、夕暮れ以降の19時30分には、提灯を手にした「提灯行列」が始まります。

暗闇のなかで、提灯の光が列をなして進んでいく様子は、どこか神秘的で、見ているだけで引き込まれるような美しさがあります。地域に根ざし、代々受け継がれてきたこの儀式からは、地元の人々の誇りと信仰の深さが伝わってきます。

音と光で盛り上がる「納涼フェスティバル」と花火!

引用元:https://www.mizuta-koinoki.jp/mizuta/event.shtml

お祭りの夜をさらに盛り上げるのが、18時から楼門前広場で行われる「納涼フェスティバル」です。和太鼓の力強い響きや、地元キッズたちによるダンスパフォーマンスなど、家族で楽しめる催しが続きます。屋台が出る年もあり、冷たいスイーツや軽食などを味わいながらステージをのんびり楽しむのも◎。

引用元:https://www.mizuta-koinoki.jp/mizuta/event.shtml

そして、祭りのクライマックスは20時からの花火打ち上げ。約400発の花火が夏の夜空に打ち上げられ、灯明の静けさとは対照的な迫力で祭りを締めくくります。

灯りと花火、静と動、どちらの魅力も一夜で味わえるのが、千灯明祭の大きな魅力です。

基本情報

項目内容
イベント名水田天満宮 千灯明祭(せんとうみょうさい)
開催日2025年8月25日(月) ※毎年同日開催
開催時間17:00〜祭典開始 / 20:00〜献灯・花火大会
裸ん行第1回 15:00〜(汐井かき)/第2回 19:30〜(提灯行列)
会場水田天満宮(福岡県筑後市水田62-1)
アクセスJR羽犬塚駅から車で約5分 / 九州道「八女IC」から約10分
駐車場あり(混雑が予想されるため早めの来場推奨)
問い合わせ0942-53-8625(水田天満宮 社務所)

おわりに

にぎやかで派手な夏祭りも楽しいけれど、静かな灯りに包まれて過ごす夜には、また違った魅力があります。水田天満宮の千灯明祭は、700年もの歴史を感じながら、心を落ち着けて家族や大切な人と向き合える、そんな夏のひとときを与えてくれるお祭りです。

灯明の揺らぎ、太鼓の音、花火の響き…それぞれの瞬間が、きっと夏の思い出に残ることでしょう。8月25日、筑後の夜空の下で、特別な夏の締めくくりを迎えてみませんか?